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ルツはナオミの息子の妻でした。ナオミはユダヤ人であり、イスラエルに飢饉が起こった際、家族でモアブに移住したのですが、しばらくして、夫も二人の息子も亡くしています。それまであまりいいことがなかった上に、ひとりぼっちになってしまったナオミは、イスラエルに戻ることを決意しました。
しかし、ルツは義母のナオミと一緒に行くことを選び、ナオミの民を自分の民とし、ナオミの神を自分の神とすることを約束しました。イスラエルに戻った二人は、生き延びることで精一杯です。ルツは、収穫人が残した落ち穂を拾いに畑へ行きました。その畑の持ち主であるボアズは、ナオミから離れなかったルツの誠実さに感銘を受け、彼女と結婚します。そして、ボアズとルツは、ダビデ王の曽祖父母となり、イエスの祖先となりました。 この物語には、奇跡や超自然的な出来事は出てきませんが、神の御手が働いていることは、あらゆる場面にはっきりと表れています。ルツとナオミが何とか生き延びようと努め、神の教えに沿った生き方をしようとしていた時、この普通の人たちの人生の中に、神のご計画が成し遂げられたのです。 ![]()
私たちの場合も、多くの時はそうなのだろうと思います。神の御心は、通常、ものすごく派手な形で表れるわけではありません。私たちが普通の状況で、日常的なことをする際に、神の真理にしたがって生きようと最善を尽くすことによって、神のご計画は成し遂げられるのです。特定のことをせよという召命や使命が突然示される人もいますが、私たちの多くは、日々一歩一歩進み、神のご配慮にその日を委ねていく内に、自分の人生に神の御手を見るのでしょう。
あなたのための神のご計画を、見いだしたくありませんか。まず、次のように祈って、神の子であるイエスをあなたの人生に迎え入れましょう。 「イエスさま、あなたが神の子であり、私のために死んでくださったことを、信じます。いま私の心に入って、私のあやまちをゆるし、永遠の命という贈り物を与えてくださるよう祈ります。あなたの聖霊で私を満たし、あなたと他の人を愛せるようお助けください。アーメン。」
Courtesy of My Wonder Studio.
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三日目 from FreeChildrenStories
ジュハは自分がある日、ロバが死にかけ、日照り続きで、市場の物が値上がりするという困難な事態にもかかわらず、何が何でも神に感謝すると心に決めた時のことを語っています。まもなく試みの時が訪れ、畑を耕していると、何かのトゲが靴を貫いて足に刺さりました。あまりの痛さに叫びながら片足で跳ね回った後、彼は思い出してこう言いました。「神よ、感謝します。駄目になったのが新しい靴ではなく、古いものだったことを。」 なおも畑仕事を続けていると、今度は砂嵐がやってきて、ばったりと地面に叩きつけられました。嵐が治まった時、彼はこう思いました。「大抵は良い天気であることを神に感謝しよう。砂嵐なんてめったに来ないのだから!」 ![]()
彼は財布を下に置いて、再び畑を耕し始めましたが、そこには新しいロバを買うために貯めておいたお金が入っていました。すると通りがかりの泥棒にその財布を盗まれ、ジュハは懸命に追いかけたにもかかわらず、相手を捕まえることができませんでした。ハアハアと息を切らしながら、彼はこう自問しました。「今は何に感謝できるだろうか?」 何も思いつかなかったので、また畑仕事に戻りました。
まもなく一人の船乗りがやって来て、彼に言いました。「私は船乗りになるまで、あなたから教えを受けていました。大波で船が転覆しかけるという恐ろしく危険な目に遭った時、どんな状況でも感謝を捧げるようにとあなたから教わったことを思い出しました。そこで感謝を捧げると、命が助かり、そのことを大いに感謝しています。それであなたに、ささやかな感謝のしるしを贈りたいのです。」 贈り物を開けたジュハは、そこに盗まれたのとまったく同じ額のお金が入っていることに気づきました。「お金がなくなったかと思えば、同じ日の一時間以内に返って来た! 何と素晴らしいことか! 神は恵み深い!」 ![]()
もう少し畑を耕した後で、ジュハはひどく疲れて、大きな樫の木の下で休みました。うとうとと居眠りをしかけていると、ふとスイカ畑に気づいて、こう考えました。「なぜ大きなスイカがあんな小さなつるに実って、巨大な樫の木に小さなどんぐりが実るのだろう。逆ではないのか? 大きな実は大きな木に、小さな木の実は小さなつるに実るべきだ‥‥。」 すると頭の上に一つのどんぐりが落ちてきて、物思いから覚めました。そして突然に悟ったのです! 「神よ、あなたが私よりもずっと賢い方であられることを感謝します。大きな木にスイカがなって、それが頭の上に落ちていたなら、自分は今頃死んでいたことでしょう。」
一日を終えてみると、彼には感謝すべきことが沢山あったのです。 |
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September 2023
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